隣人はひきこもり [生活]
夜の10時。
いきなり窓の外からけたたましいエアコンの室外機の音が鳴り響く。
かなりうるさい。ガラガラガラガラ・・・・という連続的な音。ガラガラガラガラ・・・。
私の部屋は一階で、上階に住む人(以下、小森くん(仮名)とする。面識は全くない。)のエアコンの室外機も、私の部屋の窓の下側に設置されている。この騒音の原因はわかっている。室外機のファンの部分に、自生している植物のツタが絡まり、動作中にファンがそれらを絡みつつ回るのでけたたましい音がするのだ。
今までにも、この騒音がすることが何度かあり、その度に小森くんの室外機から丁寧にツタを取り除くという作業をしていた。小森くんにも、こういう私の陰ながらのたゆまぬ労力に気付いてくれてもいいのになぁ・・・という思いはあった。
今日も、ツタを取り除くべく、室外機のところに向かったが、夜間のためよく見えず、騒音を解消することはできなかった。それに、回転しているファンの近傍で作業するのはとても危険だ。エアコンを止めてもらえれば多少作業はやりやすくなるかもしれない。それに、こういう騒音がするんだということを小森くんにも知ってもらういい機会だと思った。
そこで、小森くんのところを訪問してみた。夜遅いのにゴメンねと思いつつ、インターフォンを鳴らす。
ピンポーーンッ!
・・・。
・・・。
・・・。
返事がない。誰かが中から出てくる様子もない。
この騒音が鳴りやんでくれないとこっちだって安眠できないから、引き下がるわけにはいかない。エアコンがついているのだから、中にいることは間違いない。
ピンポーーンッ!
もう一度鳴らす。どうせ出てこないだろうと思ったので、マイクに向かって
「すみませんが、エアコンの室外機がもの凄い音してるんですけどーーー。」
とだけ喋った。用件を伝えれば、誰か中から出てくるのではないかと思ったので暫く待っていたが、結局誰もでてこなかった。
ったく、人が訪問しに来てるのに、インターフォン越しに話しもせず、事情を説明しても何ら応答がないってどーいうことなんだ! せめて詫びくらいは入れるだろ、常識的に! こうなったら管理会社に電話するか、と思いながら怒りMAXで部屋に戻ってきた。
すると、小森くんのエアコンは止まっていて、秋の夜長に心地よい虫の音だけが響いている。
なーんだ、やっぱりいたんじゃん。そして日本語も理解できるようだ。だが、ひきこもり或いはコミュニケーションができない人のようだ。
こっちだって、別に喧嘩腰でいっているわけではなく、普通に同じアパートメントの住人として接しようとしていたのに、こういう対応のされ方をすると頭にくる。
もう今後は一切、小森くんの室外機の面倒はみてやらないことにする。今後騒音が発生した場合はすぐに管理会社に電話することとする。こういうギスギスした感じは精神衛生上もよくないけど、相手がこういう態度なんだから仕方ないよね・・・。
いきなり窓の外からけたたましいエアコンの室外機の音が鳴り響く。
かなりうるさい。ガラガラガラガラ・・・・という連続的な音。ガラガラガラガラ・・・。
私の部屋は一階で、上階に住む人(以下、小森くん(仮名)とする。面識は全くない。)のエアコンの室外機も、私の部屋の窓の下側に設置されている。この騒音の原因はわかっている。室外機のファンの部分に、自生している植物のツタが絡まり、動作中にファンがそれらを絡みつつ回るのでけたたましい音がするのだ。
今までにも、この騒音がすることが何度かあり、その度に小森くんの室外機から丁寧にツタを取り除くという作業をしていた。小森くんにも、こういう私の陰ながらのたゆまぬ労力に気付いてくれてもいいのになぁ・・・という思いはあった。
今日も、ツタを取り除くべく、室外機のところに向かったが、夜間のためよく見えず、騒音を解消することはできなかった。それに、回転しているファンの近傍で作業するのはとても危険だ。エアコンを止めてもらえれば多少作業はやりやすくなるかもしれない。それに、こういう騒音がするんだということを小森くんにも知ってもらういい機会だと思った。
そこで、小森くんのところを訪問してみた。夜遅いのにゴメンねと思いつつ、インターフォンを鳴らす。
ピンポーーンッ!
・・・。
・・・。
・・・。
返事がない。誰かが中から出てくる様子もない。
この騒音が鳴りやんでくれないとこっちだって安眠できないから、引き下がるわけにはいかない。エアコンがついているのだから、中にいることは間違いない。
ピンポーーンッ!
もう一度鳴らす。どうせ出てこないだろうと思ったので、マイクに向かって
「すみませんが、エアコンの室外機がもの凄い音してるんですけどーーー。」
とだけ喋った。用件を伝えれば、誰か中から出てくるのではないかと思ったので暫く待っていたが、結局誰もでてこなかった。
ったく、人が訪問しに来てるのに、インターフォン越しに話しもせず、事情を説明しても何ら応答がないってどーいうことなんだ! せめて詫びくらいは入れるだろ、常識的に! こうなったら管理会社に電話するか、と思いながら怒りMAXで部屋に戻ってきた。
すると、小森くんのエアコンは止まっていて、秋の夜長に心地よい虫の音だけが響いている。
なーんだ、やっぱりいたんじゃん。そして日本語も理解できるようだ。だが、ひきこもり或いはコミュニケーションができない人のようだ。
こっちだって、別に喧嘩腰でいっているわけではなく、普通に同じアパートメントの住人として接しようとしていたのに、こういう対応のされ方をすると頭にくる。
もう今後は一切、小森くんの室外機の面倒はみてやらないことにする。今後騒音が発生した場合はすぐに管理会社に電話することとする。こういうギスギスした感じは精神衛生上もよくないけど、相手がこういう態度なんだから仕方ないよね・・・。